
スノワートシリーズは大きく分けてスピン系のGRINTA(グリンタ)とパワー系のVITAS(ビタス)に分けられています。
今回はそのGRINTA・VITASそれぞれの特徴ついてスポットをあてて書いていきます。
この記事を読むとグリンタ、ビタスのことが少しわかるので、ラケット選びの参考にしてみて下さい。
もくじ
スノワートシリーズ共通の特徴
高い面安定性の恩恵
グリンタ、ビタスの両モデルで共通しているのは面の安定性が高いという事。
高い面の安定性はインパクト時のラケットにボールが「乗る」時間を長くさせる。
特にストロークの際のスピンに関しては「擦る」だけのスイングでは打球は失速してしまうが、ボールの「乗り」が良いグリンタではボールを「押して、回転をかける」事が可能になる。
しっかりとしたスピンボールは打球が失速しにくく、良く弾み、いわゆる伸びのあるボールになります。またベースライン際で落ちる嫌なボールも生むことが出来る。
打球時の高い面安定性の恩恵はボレーだけではなく、ストロークにも効果をもたらしてくれます。
横幅の広いラケットフェイス
グリンタ、ビタス両モデルとも、ラケットを正面から見た際にフェイス(面)の横幅が広いという特徴が目につきます。
横幅が広いと打球時に面の上でボール滑らせるようにとらえるスライスで大きな効果を発揮してくれます。
これは今後のテニスのプレースタイルのトレンドとして、スライスやボレーといったショットがより重要性を増してくると考えられているからです。
つまり打球時にラケットフレームが「スイートスポットの横方向を外れたときに仕事をしてくれる」という事がより重要になってくる。
スノワートフレームならば面に横幅がある分、インパクト時にボールとの接触時間が長くなるためしっかりとしたスライス回転をかけることができ、ボールに変化をつけるプレーや時間を奪うプレーがしやすくなります。
GRINTAシリーズの特徴
グリンタシリーズは楕円型フレームになっており、フレーム厚もグリンタ100では23.7㎜が最大で、グリンタ98だと22㎜と薄めのフレーム設定です。
薄いフレームのラケットはしなりやすく、しっかりとスイングができるプレーヤーにとってはインパクト時にボールをつぶしスピンを生むことが可能になる。ある程度スイングができ、より攻撃的なショットやプレーを目指すプレーヤーにおすすめなシリーズ
人気ナンバーワンGRINTAシリーズ

フェイスサイズは2種類。
幅広いプレーヤーに使いやすい100inch²とシャープなスイングを可能とする競技、トーナメント向けの98inch²がラインナップしています。
VITASシリーズの特徴
独特のペンタゴン(五角形)フレームが目をビタスシリーズ
この独自の形状により快適な飛びの良さが実感できるビタスはまさにパワー系ラケット!
スイートスポットがややフレームの上寄りに設定されているので、ストリングの縦糸がしっかりとボールを飛ばしてくれるのがグリンタシリーズとの大きな違いになっています。
扱い易いおすすめのVITASシリーズ

フレームの厚さも前述にあるグリンタとは異なり、最小値がビタス100の23.99㎜、最大がビタス115の28.51㎜と厚めのフレームに設定されている。
ショートスイングやボールの飛ばしやすいラケットを使い、ダブルスを楽しみたい方やテニスを始めたい方にはオススメしやすいシリーズが多くラインナップされている。
テニスライフやプレースタイルに応じて選べる19種類をラインナップ
グリンタ、ビタスの特徴はなんとなくわかって頂けましたか?
次は目的別にスノワートのラケットを紹介していきます。
スノワートのラケットは大きく分けて4つタイプがあります。
赤のグリンタ98はアタック、オレンジのグリンタ100はオールラウンド、ビタス100&105はベースライン中心、ネイビーのビタス110&115はレジャー
※あくまで推奨ですので参考程度にお考え下さい。
またモデルによっては、同じモデルでも異なる2つの重さで展開しているモデルもあります。
例えばVITAS100だと300gと280gといったように2種類で違う重さ、バランスで展開している。
これによってVITAS100の打感は気にいったものの、もう少し重さ軽いものの方が好みだというユーザーにも選択しやすい。
またGRINTA98、100ではストリングパターンをラインナップしている。
GRINTA98は16×16というスピンのかけやすいモデルと16×19のオーソドックスなストリングパターンを展開。
このようにスノワートのラケットは様々なプレースタイルや好みによって選択肢がたくさんあります。しかしスノワートの特徴である面の安定性やこだわりが一貫しているのもスノワートの魅力のひとつ。
これを機に今お使いのラケットと打ち比べてみるのも面白いのではないでしょうか?