DIADEM ELEVATE 2020(ダイアデムエレベート)を使ってみました。スペック、感想など

2020年3月に日本デビューのダイアデム!
当店も2020年4月より販売スタートしましたが、早くもお客様から注文頂いています。
ありがたいです!
2021年新商品のエレベートライトのインプレはこちら
今回は前回当ストアの記事でもとりあげたダイアデムNOVAと双璧をなす人気ラケット、ELEVATE(エレベート)について書いてていきます。
NOVAのインプレはこちら
今回のエレベートの記事は以下のような内容
- エレベートのスペック
- エレベートを実際に使った感想
- エレベートユーザーの反応
- エレベート購入の際にはまずはこのストリング
こんなところをお伝えできればと思います。
もくじ
ダイアデムエレベートのスペック
カタログスペックは以下の通りです
商品名 | ダイアデム エレベート |
メーカー名 | ダイアデム |
カラー | ティール(青とグリーンが混ざった色) |
サイズ | G2, G3 |
素材 | HMTカーボン |
面の大きさ(フェイスサイズ) | 98sq.inch |
重さ(フレームのみ) | 平均:305g |
フレームの長さ | 27inch |
フレームの厚さ | 21.5mm フラットビーム |
バランスポイント | 平均:320mm |
ストリングパターン | メイン16×クロス20(本) |
推奨テンション | 45~55ポンド(lbs) |
グリップサイズ | G2、G3 |
RA値 | 64 |
その他 | FSシステム・インパクトシールド |
エレベートのスペックの特徴
鮮やかなカラー
ダイアデムのブランドカラーであるティールはアメリカ・フロリダの海の色をイメージしています。
ちなみに実物のラケットは画像で見るよりもグリーンがかっていて、この海のカラーに近いです。
最近この手の98平方inch、ツアー系のラケットでこういう鮮やかなカラーが無かったのでかなりキャッチー。
オンリーワンな鮮やかなカラーリングは評判が良いです!
縦長フェイスでボックス形状
エレベートはラケットの面が比較的縦に長く、ラケットの断面が四角いを帯びたボックス型になっています。このようなタイプのラケットはインパクトの情報がしっかりと手に伝わるタイプのものが多いです。
最近のラケットではHEADのプレステージ系やウイルソンのプロスタッフ系などが近いタイプで、どちらも競技系のラケットです。
ストリングパターンが特徴的
エレベートには一般的に多い16×19ではなく16×20を採用。
縦長のフェイスに対して16×20というやや細かめのストリングパターンにすることでよりコントローラブルに。錦織選手のラケットなどのストリングパターンもこの16×20。
恐らくこのような縦長フレームに16×19だと打感が16×20よりもマイルドになると考えられます。
プレーヤーはボールの飛びのやスピン性能の他にも打球時にしっかりとしたインフォメーションを求める事が多いです。
エレベートはストリング16×20にすることでより直感的な打球感を生むので恐らく採用されたのではないのでしょうか?
バランスポイント320㎜のややヘッドが走りやすいバランス
ここまではエレベートは薄くて、細かきパターンで、ボールが飛ばないんじゃないかという印象かもしれません。
しかしスペックを見るとバランスポイントが320㎜と設定されています。
これは同じようなツアー系に位置する他のラケットよりも、バランスがややトップに寄っているためヘッドが走りやすいバランス。
ヘッドが走りやすくボールに力が伝わりやすくなっているのも忘れてはならないポイントです。
振り出しの力はある程度必要になるかもしれませんが、その分パワーも出やすい?
市販ラケットに革命!?FSシステム・インパクトシールドを搭載
ダイアデムのラケットに搭載の大きな2つのテクノロジー
FSシステムはフレーム内部に2つの壁を作り3層にすることで、ねじれを抑制する内部設計。
ねじれが少ないという事はスイングした時に正確にインパクトでき、打球のパワーロスが少なくなる。
またスイートスポットを外した際でも力が逃げにくいという恩恵もあることが考えられます。
インパクトシールドでは2種類のポリウレタンをフレーム内部に充填することで、打球時の衝撃のやわらぎと不快な振動を吸収する作用があります。
これによりダイアデムならではのクリアな打球感+低振動を実現されていると言われております。
実際にグリップのキャップを外してみると…
上記画像のように内部に壁があり、ウレタンがビッチリつまっているのが確認できました。
これがグリップ部分ではなくフレーム内全部というのが驚きです。
そしてフレーム内全域にウレタンフォームが充填されているのに300g以内の重量にできるという事は、カーボン素材が軽くて強度があるものじゃないとできないですよね。
軽くて強い素材=品質が良い?
こちらも情報を頂きましたが、もちろん高品質のカーボン素材を使用しているとの事です。
構想3年は伊達ではない。
まさにプロ仕様のようなラケットですね!
私も実際にカスタマイズされたプロ(日本トップ選手)のラケットを使ったことがありますが、グリップ内部にはシリコンを充填し荷重されているなどのカスタムが施されて、確かに市販のものより振動が少なかった覚えがあります。
ダイアデムエレベートを実際に使ってみた感想
今回エレベートのストリングにはダイアデムフラッシュ130を46ポンドで張り使ってみました。
まずエレベートを使って一番感じたのは意外と飛ぶ!
21.5㎜などの薄いラケットはご無沙汰だったのですが、私の中で飛ばなそうという印象は払しょくされました。
ストローク
前述した通りボールはしっかり飛んでってくれます。
しかし、いつもの私の打ち方やスイングスピードでは山なりのスピンボールや回転系ショットは少し難しく感じました。
振り上げるようなスイングでスピンをベースに打つ方、反発を求める方はダイアデムNOVAが合っているように感じます。
強いインパクト時には伸びのある強烈なボールが行くので、当たりの厚いスピードボールを多用しプレッシャーをかけていくプレースタイルの方にはかなり心強いラケットです。
正確で強いインパクト、高速スイングがキーなのかもしれません。
打球感はすごく柔らかいとまではいかないですが、硬くはなくいい塩梅。
ベースは「パンっ」と歯切れのいい打球感
それでいて振動止めをつけなくても振動や面のブレが少ない点はダイアデムテクノロジーを恩恵をしっかり感じます。
よりマイルドさが欲しい方はストリングで調整していくと良いです。
ネットプレー
スピードボールにも特に打ち負ける感じもせず、コントロールしやすいです。
私の技量のせいもありますが、普段中厚のラケットを使う事が多いため、ミドルボレーやハイボレーパンチを出すのが少々難しく感じます。
実際のエレベートユーザー(試打をした方)の声
購入したお客様からは好評な声が多いです。
「ストローク時にボールをしっかり打ちにいったときに柔らかさを感じる。」
「サーブ時にヘッドが走る感覚と丁度良いパワーアシスト。」
「面ブレが少なくライジングやボレーにその特徴を感じる。」
「デザインがかっこいいし、ボールを潰して打っていける人には良い。」
まだ発売したばかりなのでネット上でも特段ネガティブな意見は見ないです。
しいて言うなら「ちょっと重い」、「飛ばない」、「前評判ほどではない」という内容のものがチラホラと見かける程度です。
上記のようなポジティブなコメントが多くみられるのは
最近テニスプレイヤーの皆さんはラケット購入する際に試打や情報収集をしてから購入する傾向なので、自分のイメージから大きくズレがあるものを買わないというのも要因かもしれません。
近しいスペックのラケットから新しいメーカーに乗り換えて良いという評価が多いのはそれだけダイアデムブランドにしっかりとした特徴があるということ。
ちゃんとした特徴やメリットがなければ乗り換えなくて済む話ですから。
ダイアデムはますます楽しみなブランドですね。
エレベート購入の際にはまずはこのストリング
ポリユーザーはまずはダイアデム純正のソルティスパワーを
普段からポリを使用しているユーザーはまずはダイアデムブランドのメインストリングソルティスパワー125を張ると良いでしょう。
ソルティスパワー125は断面が六角形の星形の多角形ポリで、高いスピン性能が特徴です。
ストリングを触るとかなり鋭利でいかにもスピンがかかりそうな仕様です。
エレベートは薄ラケの中でも飛びが良い部類に位置するので、ソルティスパワー125でスピンをかかりやすくすることにより、ストロークに安定感を出しやすくしてくれます。
テンションは少し落とし気味でもしいかもしれません。
ナイロンユーザーはダイアデムエボリューションを
エボリューションは確かな打球感と柔らかさを感じるナイロンモノフィラメント。
実際にこのストリングを試した方の評価は高いです。
モノフィラメントなのでナイロンストリングでも打球感はしっかり感じることが出来ます。
シリコンベースのコーティングが施されているので、回転もかかりやすいのも特徴。
ナイロンストリングのタッチ感が好きな方は一度試してみる価値があるストリング。
当ストアでダイアデムラケットを購入いただいた際にはどちらのストリングを初回無料で選べます!
※もちろん張りは専属のストリンガーにという方はストリングのみを同梱させて頂きますので、ご注文時にお申し付けください。
ダイアデムエレベートご購入を検討している方はこちら
ぜひ新興勢力ダイアデムエレベートを使ってみてください!
