ダイアデムの人気ラケットNOVA。

当店でもとても評判が良く売れています。

DIADEM NOVA100 2020(ダイアデムノヴァ100)を使ってみました。感想など

NOVAにはNOVA+という0.5inch長いものがあるという事を皆さんご存知でしょうか?

平気ロングを出すあたりさすがはアメリカのブランドっていう感じがしますね。

ここ1、2ヵ月私自身もあまりなじみのないロングラケットのNOVA+を少し使ってみました。

今回はこのNOVA+

通常のNOVAとどう違うのか?

ロングラケットメリット、デメリット

その他使ってみて感じたことを書いていこうと思います。

NOVA、NOVA+スペック比較

まずはスペックの比較です。

名前 NOVA NOVA+
ヘッドサイズ 100平方インチ 100平方インチ
ウエイト 300g 305g
バランス 320㎜ 335㎜
長さ 27インチ 27.5インチ
ストリングパターン 16×19 16×19
ビーム(フレーム厚) 23.5㎜ 23.5㎜
グリップサイズ G1.G2.G3 G2.G3
RA値 69 69
その他

カタログスペックで見る大きな違いはフレーム重量がNOVA+の方が重く、当たり前ですが0.5インチ長い仕様になっています。

またバランスがNOVAは320㎜に対し335㎜と15㎜BP(バランスポイント)が違いますが、これも長くなった分変わってくる数値です。

ではラケットが長いとどのように影響していくのか?

ロングラケットのメリットとデメリット

ロングラケットのメリット

  • 飛ばすパワーが上がる
  • リーチが長くなる

長いバットやクラブでボールを打つ方がボールが遠くに飛んでいく原理と一緒ですね。

ロングラケットのデメリット

  • 操作性が悪い
  • 出力が必要
  • 身体への負担が大きい?

長い分テニスでは身体の近くのボールの処理や細かな操作が難しくなる。またストロークやサーブのスイングが必要なショットはある程度振り出すのにプレーヤーのパワーを要します。

小さなくぎを正確に打つのに大きなハンマーだと作業はしにくいですよね?

以上の事踏まえて実際にNOVA+を使ってプレーしてみました。

NOVA+を1か月使用した感想

結論から言うと、重く振るのが大変。使いこなすのに難しさはあり。

ここから細かく解説していきます。

ストローク、ボレーに関していうと結構振り遅れました。正直「重っ!振りずらっ!」

もともとノーマルの長さのラケットしか使ってこなかったので、0.5インチ長いだけでかなり感覚が違います。

「じゃあダメじゃん…。」って思った方、ちょっと待ってください!

サーブです。

サーブにかなりの恩恵がありました。

サーブはスピードが出しやすくかなりポイント獲得しやすくなった気がします。

NOVA自体がサーブに回転がかけやすく、スピードも出やすいラケットだとは感じていましたが、NOVA+はNOVA以上にサーブの球威が出てゲームでのキープ率は上がったように感じます。

ストロークでも感じましたが、長さが少し変わるだけでこうも使用感やショットが変わるのには驚きです。

ラケットをロングにしたことでストロークやボレーでのラケットの振りやすさ、操作性は悪くなりましたが、サーブ飛躍的に良くなりました。

つまりストローク・ボレーの操作性を改善できれば(気にならず使えれば)NOVA+はあり。

ストローク・ボレーで操作性を良くするために、ストローク・ボレー時にはラケットを短くもってプレーする事を試してみました。

サーブを打った後とリターンゲームはラケットを短く握る、つまりサーブだけ普通に握り、それ以外は基本少し短めに握る。

結果、サーブはロングの恩恵を受け、ストローク・ボレーは違和感なくプレーできました。むしろサーブが良くなっている分パワーアップしているかもしれません。

難しいと感じるかもしれませんが、サーブからストローク・ボレーのグリップチェンジができる方などでしたら意外と簡単にできると思います。

あくまでも私の良いなと思った使用例ですが、ロングラケットに新たな可能性を感じました。

NOVAとNOVA+の比較、どんなひとにおすすめ?

ではNOVAと比較してNOVA+はどうなの?

NOVAはダイアデムの中でも万能なラケット。テニス経験者や多少運動経験があって筋力がある人なら初心者でも使えるラケット。

対してNOVA+は長い分操作が難しい、初心者などには向いてはいない。

テニスの経験がある程度あってラケットのクセを把握し、300gオーバーのラケットを振れるフィジカルが欲しい。

NOVAを使っていて打球感は同じまま、もう少しボールに伸びを加えたい人などにはNOVA+は試す価値があるラケットかなと思います。

まとめ

NOVAには0.5インチ長いNOVA+がある。

ロングラケットはサーブに恩恵を感じやすいがストロークはフィジカルが必要で、ボレーの操作性は慣れが必要。身体への負荷も少しかかる。

ロングラケットユーザーのプロでもたまに見る少し短めに握るのは効果あり。

NOVAはオールマイティなのに対しNOVA+は癖があるので、特性を理解して使えば武器になる。