今回はダイアデムの2021年3月発売の新商品1つダイアデムエレベートライトについて書いていきます。

昨年ブランドの日本デビュー以来、かなり要望があったというエレベートの軽量モデル。

試打した感想や、エレベートの他スペックとの比較も主観で書いていますので、ぜひ参考にして頂ければと嬉しいです。

エレベートについての記事はこちら↓

DIADEM ELEVATE LITE(ダイアデムエレベートライト)スペック

まずは細かな数値の方から。

名前ダイアデム エレベートライトダイアデム エレベート
価格33,000円(税込)36,300円(税込)
全長27inch27inch
フェイス面積98平方インチ98平方インチ
ウエイト平均290g平均305g
フレーム厚21.5㎜21.5㎜
ストリングパターン16×2016×20
バランスポイント平均330㎜平均320㎜
カラーティールティール
専用ケースなしなし
素材HMTカーボンHMTカーボン
テクノロジーFTシステム
インパクトシールド
HTMカーボン
FTシステム
インパクトシールド
HTMカーボン

テクノロジーはそのままで重さが290g、バランスポイントが330㎜。

メーカーの方曰く、バランスを340㎜と330㎜にするかでアメリカ本部とやり取りを繰り返したというエピソードも

アメリカでは340㎜でパワーを出したいという考えだったが、最終330㎜に。

全日本ジュニアクラスのジュニアトッププレーヤーにテストをしたところ振りやすさや、ボレーの操作性を加味して完成したのがこのラケット。

 

エレベートライトを使ってみた感想

ストリングはソルティスパワー125を46ポンドで張って使用。

まず第一印象は軽い。そして振りやすい。使いやすい!

ただ使いやすいといっても薄ラケに属しているラケットなので、ある程度速くスイングしてプレーできる人が使うラケットという印象。

ダイアデムシリーズではNOVAだとオーバーパワー、エレベートだと少ししんどい人には◎

操作しやすいので、ラケットを薄く当て短く打ったり、厚く叩いて打っていくなどとボール変化をつけやすく感じました。

今までエレベートを使いたかったけど、重さがネックになっていた人にはおすすめです。

エレベート、エレベートツアーと比較して

エレベートシリーズ3種類の中では個人的に1番使いやすいのが今回出たエレベートライトでした。

エレベートライトはエレベートレギュラーで打った時に感じた頑張らなきゃいけない感じがなく、「ピュン」とラケットを振れるイメージ

エレベートレギュラーはボールに対して、頑張って下半身で出力したエネルギーをぶつけに行かなきゃ良いボールにならないと感じていたので、自分が使うにはもう少しフィジカルが必要でした。

常に80点以上のスイングをしないと質の良いショットが打てない、しんどいな…と

特にボレー対ストロークのストローク側の速いテンポになっていくと、難しさを感じました。

やはり、しっかりスイングして使うにはある程度のフィジカルが必要なラケットという印象。

エレベートライトはその点あまり考えずにスイングできました。

「このタイミングで準備して振り出さなきゃ…」と考えることが無く、

「今、自分の身体の動きに合う感覚でボールを打てる。」という点で個人的にはエレベートシリーズならライトが1番自分に合っていると判断しました。

ちなみに315gのエレベートツアーと比べると、私の身体では使い方が異なるラケットだという印象。

エレベートツアーはスイングスピードを上げてボールを打つというよりもラケットの重さを利用して打つのが自分に合っていました。

よりインパクトのタイミングがすごく重要なラケットという印象。

サーブの威力はツアーが1番出ましたが、ダブルス3セットやると後半はコントロールが乱れていました。またとっさのラケットワークが難しかった…

結局、ツアーも私が使い続けるにはフィジカルの強化やたくさんの練習が必要。

したがって、今自分が使いやすいラケット選ぶとなるとエレベートライトがベストという考えに至りました。

エレベートシリーズはそれぞれこんな人におすすめ

エレベートライト290g→身体を使ってスイングできる。スイングスピードはまぁまぁあり。『ヒュンと振れる』

エレベート305g→スイングがしっかりできて、フィジカルもそこそこ自身あり。使ってみて操作が苦じゃない。

エレベートツアー315g→鬼フィジカルで振り回せるorタッチやタイミング合わせるのが上手な方。

私の中ではこんなイメージで位置づけています。

エレベートライトは軽いからボールに負けるんじゃないか?

基本的にラケットは重い方が、速いボールや強いボールに対しては負けないし、ボール威力は出るとは思います。

ただしっかりとその重さのラケットを扱えるかも重要。

テニスは動きの再現性も大事な競技です。質の高いボール(コントロール、球威)を打ち続けなければいけません。

スイングが難しい、ボールにタイミング合わせにくいと感じる重さのラケットを使うぐらいなら、少し軽くしてスイングしやすいラケットを使う方が、ボールをコントロールしやすく良いボールを打てる頻度が上がるのではないかと思います。

またエレベートライトは全日本ジュニアの出場クラスのジュニアがテストを繰り返し、戦えるように作られたラケットです。

ジュニアトップクラスではすでに大人よりも速いボールを打つ選手もいます、なので軽いから速いボールに打ち負けるというは考えにくく。

ダイアデムのラケットの構造上、打球時にねじれにくいという点でも300g以下でも打ち負けないラケットであると言えます。

自分のスイングやフィジカルで実際にオンコートで扱い易いかをベースに重さを選ぶといいでしょう。

エレベートライト商品ページはこちら↓

 

まとめ

ダイアデムの新商品エレベートライト。

エレベートに要望が多かったライトモデルが仲間入りです。

『振り抜きやすいけど、打ち負けにくい』中学生のジュニアや女性にも手が届きやすいスペックとなってます。

今年注目度の高いこのラケット、ぜひ使ってみてください!