テニスのガットではじめてポリを使う場合に知っておきたい事
皆さんは自分のラケットにどんな種類のストリングを張っていますか?
私はポリを張っています。
「巷ではポリを張るとケガをする。」「ポリは危ない」みたいな話を聞きますが、
それはちゃんとストリングの特徴を知らずに、自身のフィジカルやスイングスピードに合ってない道具を使うからなだけであって、必ずしもすべてのポリがダメなわけではありません。
むしろポリの特性を知って、取り入れる事で良いプレーも出来る可能性もあります。
もくじ
ポリストリングスの特徴を知ろう
まずはポリストリングの特徴をおさらいしましょう。
ポリのメリット
- スピンがかかりやすい
- ナイロンやナチュラルに比べて切れにくい
ポリのデメリット
- テンションロス(弛むのが)がナイロンやナチュラルに比べて早い
- ナイロンやナチュラルに比べて柔らかいフィーリングが出しにくい
ざっくりこのような感じになります。
なんとなく聞いたことあるりますか?
では上記の特徴を詳しく掘り下げていきます。
「スピンがかかりやすいからポリ良いじゃん!」と思うかもしれませんが、
このスピンがかかりやすいというのはストロークのスイングスピードがある程度あること、ボールを身体を使って飛ばすスイングを体得していることが条件となります。
そしてやはりナイロンやナチュラルに比べて打球感が硬く、ボールの飛ばしにくさを感じます。
※あくまでも感覚で飛ばしにくい。
またポリはテンションのロスが速く、性能がとたんに下がってしまいます。
ですので、やはり使う人を選ぶ、慎重に選ぶというのは間違いではありません。
じゃあやっぱり私みたいなパワーがない人はポリはやめたほうがいいのね…
スイングスピードやパワーがあまりなく、ストリングがそんなに切れない方もすぐ張り替える場合はポリの良さを感じれます。
ポリにもやわらかいものや細いものと色々種類があるので、興味がある場合は一度使ってみると自分のプレーでポリがどう影響するか分かりますよ。
まずは試す事が大事。試す前から可能性や選択肢を狭めないことも時には必要ですよ。
今は女性や筋力ががない方でも使えそうなポリはたくさん出てるので、選ぶ基準をアドバイスしていきます。
ポリには現在たくさんの種類がある
現在ポリストリングにはたくさんの種類があります。
昔はめちゃくちゃ硬かったし、打球感もカンカンして本当に筋力がある人向けだなという印象。
それに比べると本当に選択肢が多いです。
例えば太さで言うと1.04mmから出ています。ナイロンやナチュラルでオーソドックスなのが1.25mm~1.30mmの太さなのでかなり細いです。
また形状も様々、断面が丸ではなく四角形や五角形などの角ばったものもあります。カラーリングも豊富です。
ではパワーがない人はどんなポリを選んだら良いか?
パワーやスイングスピードがそんなになくても使いやすく、ポリの良さを感じれるストリングはたくさんあります。
ではどんなポリが女性やジュニアがはじめてポリを試してみるのにおすすめか?
結論からいうとストリングのゲージ(太さ)が細めのものを選ぶのが良いでしょう!
ゲージが細いとストリングのたわみがあるためボールを飛ばしやすく感じます。
ストリングも動くので、スピンもかかりやすいと言われています。
まずは1.15mmや1.20mmの細さを使ってみてください。
細ゲージがあるストリング